横浜嚥下研究会

エンシュアHトロミの作り方(リフラノン使用)

最近は胃瘻拒否、IVH拒否も多くなりました
管理人の臨床でもどうにかして終末期を経口でという希望が多くなったのは明らかです。
そこで私が近年最も病院で使って成果を出した食形態の紹介をします。
ちなみにこの商品を宣伝しても当会には何のメリットもございませんし、管理人がメーカーから優遇されることも一切ありません(笑)
嚥下障害に困っている方たちのお役に立てればという思いでアップしています(^∇^)

商品はヘルシーフード社『リフラノン』。実は明治のPGメイクという商品があったのですが、廃番になってしまった経緯でこちらを利用するようになりました。

詳しい案内はこちら
ヘルシーフード『リフラノン』

さて、実際に使用する物品はこちら

手順

行程

ポイント

目的

このエンシュアHトロミを作成した臨床での一番の目的は水と栄養の同時補給。ただし、断っておきますがこれを用いても荒廃した嚥下機能による誤嚥は防げませんのであしからず。

特徴

咽頭通過時の凝集性、付着性、流動性が世の中で紹介されている食形態の中でトップクラス(あくまで管理人の浅い経験上ですが…)

栄養と水

栄養は1回あたりエンシュアHの375kcal+リフラノンのカロリー合わせて400kcal。
水は200ccとエンシュアHの1缶250ccで450ccと単純に計算したいのですが、実際は400cc。

ウンチク

ご存知だとは思いますが、濃厚流動食の場合は様々な栄養素が含まれている都合上割引きして計算をしないといけません。
例えば1cc=2kcalの経腸栄養剤なら200ccの場合、水分は3割引の140cc。1cc=1.5kcalの経腸栄養剤なら200ccの場合、水分は2割引の160ccという計算になる訳ですね。

コストパフォーマンス

エンシュアHは医師に処方してもらえるので、終末期に入っている症例だと1日2-3缶で十分ではないでしょうか。
私の知っている範囲だと院外処方で1カ月あたり3000-4000円以内。そこにリフラノンのコストを加えても月あたり5000-6000円

検証

VFで何人も検証しましたが、咽頭残留があるようなクリアランス低下例では明らかに一般的な食形態(トロミ、ミキサー、キザミ等)とは異なる結果が出ました。残留量の減少が認められた訳です。
また、誤嚥症例ではリクライニング位との組み合わせで一般的な食形態に比し誤嚥量が軽減したり、消失したりしました。

デメリット

毎日こればかり摂取だと飽きて継続しません。結局食べなくなっちゃったという報告を何度も頂いています。
エンシュアHは味が何種類もあるので、変えてあげる方が長持ちするでしょうね。ただ、根本的な部分は濃厚流動食のため飽きが来ることは仕方ないと思います。
あと、エンシュアHばかり継続すると栄養の偏りが発生すると思いますので、時折他の栄養剤に変更してみるのも手でしょう。ただ、保険が効かなくなるので月あたり1.5-2万近くの実費がかかります。

こちらの記事もご覧ください

CONTACT お問い合わせ

当会主催の各講座に関するご質問はお問合せフォームをご利用ください

MORE