第13回横浜嚥下障害症例検討会が終了しました
2月4日土曜日の15時から17時半までの2時間半、磯子の日清オイリオグループで開催されました。
参加者は30名程度、職種は医師、歯科医師、歯科助手、看護師、管理栄養士、OT、STでした。
講演は、伊藤超短波株式会社からPTの安孫子幸子先生をお招きして、嚥下障害の電気刺激治療についてのお話を頂きました。
いやー、美人さんで、頭も良くて、英語も話せて、凄すぎる
冒頭にお話されていましたが、嚥下を良くするには『嚥下運動をさせる』という考えは????でも同じでしたね。日本でも90年代にDSS分類の才藤先生がお話されています。
いかに嚥下関連筋群を収縮させるかは、臨床家としてのテーマでもある訳で、一つの方法として今回の電気刺激治療法があります。ただ、一つネックなのは従命が出来ない場合、この治療法は難しいといえます。dementiaがこれだけ沢山いる日本ですから。
さて実演もあって、私が被験者になりました。
はじめはどーってことなかったのですが、刺激が強くなってくると健常者でも嚥下は大変です。パッドを貼り、舌骨上筋群を収縮させ、そのタイミングで空嚥下をするという流れなのですが、繰り返しだと以外とツライ。強度や時間間隔はいくらでも変化出来るそうなので、患者さんによって変えられます。
嚥下マニアとしては欲しい一品でした!
次は、前回症例がその後どうなったかをなみきリハの廣瀬先生がお話してくれました。
過去に誤嚥性肺炎を繰り返し、PEG造設となった症例です。咽頭の通過が非常に悪く、左右差もあり、誤嚥著明。VFで代償法を試されていましたが、どれも効果が低く、厳しいなーという印象だったのが前回。
いやー、廣瀬先生スゴイ。あれだけの誤嚥症例を一部経口まで持っていったんですね。
新規症例呈示は西山先生から。写真の症例です。
西山先生が治療しているのですが、なかなかうまくいかないので今回の呈示になっています。
VFでは少量の嚥下中誤嚥、VEでは兵頭スコア8点というかなり厳しい状況。今後どうすべきかを会場全体で検討しました。
参加されてくれた皆様、どうもありがとうございました
次回は、7月1日土曜日、15時から同じ場所で症例検討会を開催します。
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